信州・ワインの村の築150年の家でシェアハウス、始めました!         #248 tazawa プロジェクト

小さなワイナリーが集まる信州・東御市で始める空き家活用。地域に開かれた場として、集落の方々やシェアハウス住民、移住希望者、東御に興味がある県外の方がゆるくつながることを目指しています。

遅ればせながらの自己紹介~その②ぶどうと私

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自己紹介的なものの続きです。


私がワインやぶどうに興味があるのは、世の中のワイン好きなみなさまとはキッカケや理由が違うかもしれません。


私がワインやぶどうが好きなのは植物に対する尊敬の気持ちが大きいように思います。


もう20年くらい前になりますが、あるギャラリーに行ったときに、巨峰の枝を焼いた灰を使った釉薬を使った焼き物に出合いました。

 

まるで、巨峰のような色のとても美しい器でした。


ネットで調べてみると、杉を焼いた灰を使った釉薬は杉のような美しい緑に、ひまわりを焼いた灰ではひまわりのような黄色に、桜を焼いた灰では桜色になると書いてありました。


私はその話を聞いてとても感動しました。


植物って、食べ物とか建材などとして、人間の役に立って、さらに灰になっても私たちの目を楽しませてくれるんだなぁ~、と。

 

それに比べて私たち人間はどうだろう?

 

死んで灰になっても骨壺に入れられて、土の栄養にさえなっていないではないか。

 

植物ってすごいなー、ぶどうってすごいなー、と。

 

そこからぶどうとか植物とか農とか、そんなところに興味を抱くようになったというわけです。

 

ちなみに、その後知り合いました私の夫は大学時代に部活動として陶芸部におりまして、青年海外協力隊として陶芸を教えていたこともあるのですが、

「ぶどうや桜やひまわりの色を出すためにはいろいろと化学的な成分も入れてると思うよー」

と申しておりましたが。

 


でも、たとえ、巨峰の灰で巨峰そのものの色が出なくても、巨峰とかメルローとかシャルドネとか品種ごとに違った色が出たらそれはそれで素敵なことだと思いません?

 

さらに同じ品種でも同じ東御市のぶどうでも育った地域できっと色の違いも出るはずです。

 

まさにワインでいうところのテロワール

 

そんな器作りをしてくれる人がうちのシェアハウスに入って作陶してくれたらよいのに、なんて妄想しているところです。

 

ちなみに、もし陶芸家さんが当シェアハウスに入居してくださったら、ご自身の作品として作陶していただけるのはもちろんですが、アルバイトとしての器づくりの仕事もご提案できます!

 

私の友人の器やさんが常に器焼いてくださる方を募集しているので、ご興味ある方はお問合せください!